小児歯科FAQ 歯のないところが痛い?

Q: 小学1年の子供が、歯の後ろの方がいたいといいます。歯のないところを痛がっているようです。とくに腫れているようには見えませんが、むし歯でしょうか?
A: 6歳-7歳になると臼歯が生える時の痛みだと思います。乳歯の一番奥に生えてきます。少し歯が出てくると痛みが収まります。また、少し生えてきても、歯の後ろの方に歯ぐきがかぶさっていて歯ブラシがしにくいです。ここに汚れがたまって炎症を起こすと痛みが強くなります。タフトブラシなどで丁寧にみがきましょう。
6歳頃に乳歯のさらに奥に生えてくる大人の歯を第一大臼歯(6歳臼歯)といいます。お口の一番奥に生え、さらに歯のかむ面を歯ぐきが覆っている期間が長く、歯ブラシがうまく当たらずにむし歯になりやすいところです。丁寧に歯ブラシを当てるとともに、歯科医院で予防処置をしてもらいましょう。シーラントといって、むし歯になりやすい第一大臼歯(6歳臼歯)のかむ面をあらかじめ、セメントやプラスチックで埋めてむし歯予防をする方法です。生えてきて間もない永久歯をむし歯にならない強い歯にするには、「フッ化物の塗布」も有効です。小児歯科を受診しケアしてください。