ジルコニアとは、酸化ジルコニウムを安定化させたセラミックで、
強度としなやかさ、美しさを兼ね備えた、セラミックの中のセラミックとも言える歯科材料です。
金属よりも硬く、光の透過性が高いため、透明感のある審美的に優れた歯を作れます。

普通のセラミックスですと、強度を補う金属の裏打ちが必要ですが、
これが必要ありません。曲げ強度、応圧に優れた、極めて破損を起しにくいセラミックです。

また、生体親和性が高く、体にやさしい歯科材料ということができます。

ジルコニアは、人工関節の球状骨頭部や、スペースシャトルの断熱保護材やF1のブレーキディスクなどにも使用され、過酷な状況下での耐久性も証明されています。

日本でジルコニアが歯科材料として使用されるようになったのは、厚生労働省の認可を受けた2005年以降の事ですが、ヨーロッパやアメリカでは日本に先んじて使用が開始されていました。

従来のセラミックは硬度が高いあまりに柔軟性に欠け、強すぎる力を加えるとその力を拡散させることができずに、欠けてしまう場合がありました。しかしジルコニアは、従来のセラミックの欠けやすさという題点と金属の弱点を克服した、優れた歯科医療用ファイン・セラミックなのです。

ジルコニアは金属より硬いにもかかわらず、重さは金の3分の1程度と、軽いのも特徴の一つです。そして生体親和性が高く、アレルギーの原因になりません。詳細お問合せ下さい！