小児歯科FAQ-中学生高校生ー記憶力・受験勉強と歯
Q 歯並びやかみ合わせが悪いと肩こりや記憶力に影響しますか?
受験生を控えて注意することはありますか?
A 下のあごは身体のバランスを保つ役割もしているといわれています。歯並びやかみ合わせが悪いと、あごにもずれが生じることがあり、これがさらに身体のバランスに影響し、身体のずれへとつながります。このように、かみ合わせが悪いと全身に様々な影響を及ぼす可能性があり、肩こりのような症状が生じたりすることが考えられます。また、物をかむと脳の一部が活性化されるといわれています。この活性化が記憶力にも影響するのではないかといわれており、かみ合わせが悪いと脳の活性にも不具合が生じる可能性があると思われますが、まだ科学的根拠がそれほどあるわけではありません。
受験勉強といった強いストレスがかかるようなときには、寝ているときに歯ぎしりやかみしめが起きることがあります。強い歯ぎしりやかみしめがあると、朝起きたときに、顎に痛みがあったり、頬に疲れを感じます。歯のすり減りも見られますので、歯科を受診し、歯ぎしり防止用のマウスピースを作成してもらうことを一考してください。