MTAは当院では２０１４年から歯髄処置（歯の神経）神経）に使用している薬剤です。MTAは直接覆髄の薬剤として日本の厚生労働省の認可は受けてますが保険適用にはなっていません。

世界中では直接覆髄、生活断髄、根管充填、根幹切除術、逆根充剤として使われ１９９６年からアメリカで使われ２８年の歴史があり論文数も２千以上あり信頼された材料になってます。

今までの材料と何が違うか、生体親和性がよく、細胞毒性も低く、細胞再生能力も高いのが特徴です。

私自身も３論文を出しています。

最初は乳歯の治療に利用を始め、確かなものと思い永久歯の治療にも使っています。外国では当たり前の治療でも日本は導入されていません。いまだに世界的には劣っていると言われる材料で治療をしています。全ては保険医療費の増加だけを考えて治療費を決められているからです。金属も口腔内では金属イオンとして溶け出してアレルギーの原因になっています。昨今は金属（パラジューム）が高騰しているのでプラスチックで詰め物をするように仕向けています。白い歯にはなりますが匂いもつくし、劣化もします。それと割れたり外れたりもしやすいです。

当院での治療結果をお見せします。

乳歯の症例　虫歯が大きくて除去したら歯髄が出てしまった。普通は神経を抜く（抜髄か断髄処置）MTAを使い神経を保護した

永久歯の症例　遠心部の骨が溶けている、MTAで根充すると完璧に骨が再生

この症例は再治療（保険の根充剤で何年か後に腐った症例、MTAで根充して完璧に治りました。

乳歯は抜け替わるので私の研究に使わして頂いてますからご協力いただける患者様は保険で治療しています。

永久歯は自費治療とさせて頂いています。

最初からMTAで正確に根充出来ればやり直しの必要は無いですし、歯根も丈夫になり破折のリスクも減ると言われています。